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LIVE REPORT

2009.02.01

エディ

みのすけ meets THE金鶴

渋谷 公園通りクラシックス

SET LIST

第一部
01 INVITATION 作曲/三柴 理  02 水の谺 作詞・作曲/みのすけ  03 創造 作詞・作曲/みのすけ
04 信仰のモチーフ 作詞・作曲/三柴 理  05 日常 作詞・作曲/みのすけ
06 ペテン師新月の夜に死す! 作詞/大槻ケンヂ 作曲/三柴江戸蔵、内田雄一郎

第二部
07 Sublimation(映画「二重心臓」メインテーマ) 作曲/佐々木貴、三柴 理、Clara
08 銀河鉄道の夜 作詞・作曲/みのすけ  09 正義の哲学 作詞・作曲/三柴 理
10 地図上にいない君 作詞・作曲/みのすけ  11 神様の悪ふざけ 作詞・作曲/みのすけ

アンコール
12 遠い声 作詞・作曲/みのすけ

http://homepage2.nifty.com/edy-mishiba/sakusaku/5_1.html

ライブ行ってきました!
みのすけさんと金鶴ということで、一体どんな曲をやるんだろう?と思ってたんですが、かなり予想外な曲ばかりでした。


会場は渋谷クラシックスだったのですが、開場1時間前くらいに行ったら既に数人並んでいました。その後続々と人が集まり、開場30分くらい前には長蛇の列が。さすが……。

前から二列目の、三柴さんの手元がしっかり見える位置に座り、久しぶりに間近で指使いを観察していたのですが、三柴さんはホントに指に無駄な動きがありません。
すごくそっと弾いているように見え、手はそんなに激しく動いていないのに、時に力強く、時に柔らかく音が変化するのが不思議でたまりませんでした。
もう数えきれないくらい三柴さんの音は聴いているはずなのに、何度聴いても胸打たれます。
そして三柴さんを見るたび、ピアノを練習する気持ちを挫かれますね(笑)

しかし相変わらずMCも面白く。
最初の方は、「こんなに人が集まると思わなくて……緊張してます」とみのすけさんが言い、おずおずと一緒にやることになったきっかけ(筋少の武道館ライブで20年ぶりくらいに再会して、一緒にやろうかということになった)なんかを話してました。

が、二人の秘蔵写真(20年くらい前の写真)を後ろのスクリーンに映し始めたくらいから徐々に二人のテンションが上がり、もう後半は笑いまくりでした。

その秘蔵写真、とにかくすごかったです(笑)
とりあえず三柴さん、細い!(^^;
で、三柴さんいわく、
「俺、太ってる自分が好きなの。だから、当時は痩せてたからイライラしてた。」
「確かに当時、すごい神経質だったよね。」とみのすけさん。
「そうそう、ステージとかですぐ怒ってたもんね。」


第一部の注目は、やっぱり「信仰のモチーフ」でしょう。
これは三柴さんの伝説のアルバム「ピアノとなせる業と神髄」に収録されている曲ですが、三柴さんのお母さんが入院していた時に作曲して作ったという曲。
歌詞はものすごいストレートなんですが、改めて生で聴くとものすごい迫力で圧倒されてしまいました。

あと「ペテン師新月の夜に死す!」という選曲にもびっくり。
この曲、せっかくCDにも収録されているんだから、ライブでもやりたいのに、
「オーケンにやろうよ、って言っても、なんかモゴモゴ言ってやってくれないの。」
とのこと。
多分ライブでやるのは初めてなんじゃないかな?とのことでしたが、どうなんでしょう?
少なくとも再結成筋少ではやってないですよね。
「確かにちょっと複雑な曲なんだけどね」と三柴さん。

というわけで、三柴さんボーカルのペテン師という、ものすごいレアなものが聴けたというわけです。
オーケンが歌うとホントに今にも死にそうな人をイメージするんですけど、三柴さんが歌うと迫力がありすぎて、咆哮してる人を想像しました(笑)

第一部の後に20分の休憩を挟み、第二部は三柴さんだけが出てきてピアノソロで「二重心臓」のメインテーマを弾きました。
スクリーンには映像が映っていたのですが、これは映画の撮影の時に使わなかったカットなどを使って、カエルカフェがオリジナルでこの日のために制作してくれたそうです。

続く「銀河鉄道の夜」の後、小説の話になり。
「俺は本とかあんまり読まないのね。だから朗読CDとか聴くの。」
と言い、朗読CDの真似をする三柴さん(俳優さんの名前など失念しました…)。そしてみのすけさんに「朗読CD作ろうよ」と提案。

最近はいろんなメディアが発達してきて、音楽そのものをじっと聴くことが減ってしまった。昔は電気を消してじっくり聴いたりしていたのに、そういうのがなくなってきたよね、と互いに同意する二人。

「だからさ、みのすけが朗読して、俺がピアノ弾くの。昔の文学作品とかさ。」
会場内に大きな拍手。
「昔の文学は……そんなに知らないけど。三柴も朗読すればいいんだよ。」
と、何度も三柴さんにも出演を勧めるみのすけさん。
「嫌だって!俺、いわゆる役者って人が苦手なの!プロで役者やってるみのすけの前でこんなこと言うのも何だけどさ。」
などと言い、昔役者に抜擢された時の話を。
「役者の人ってさ、何か役に入りきるじゃん。それで昔、掴み掛かられたもん。監督もすごい厳しい人でね、『ホラ、やって』とか、すごいぶっきらぼうで怖いの。で、相手が「何考えてんだテメェ!」とか言って、ホントに掴んでくるのね。それで『やめろー』(棒読み)とか言って。ホントにヤだった!」

でも、特撮ベストの「オーケン刑事」のエディ刑事はすごい迫真の演技で良かったけどなぁ(笑)

続く、新東京正義乃士の「正義の哲学」という曲はさすがに知りませんでした。
当時について、その頃有頂天をやっていたみのすけさんとタボさん(佐々木貴さん)を見て「異常だ」と思ったという三柴さん。

有頂天はいろいろと妙なステージングにこだわっていて、ある時はステージの真ん中にコタツが置いてあって、客入りの時からずっとコタツに入ってる人が、ライブの途中で突然ぐわーーっ!とベース(だったかな?)を弾き始める、っていう演出なんかがあって、その人が喘息持ちだったものだから、テンションが上がりすぎて(?)むちゃくちゃに弾き始めちゃって、すさまじいステージだったとか。とにかく有頂天は狂ってた、と三柴さん。

「でも、三柴を初めて見たときも、別の次元でコイツも狂ってると思ったよ。ピアノめちゃくちゃ上手いのに、他のパートと合ってるのか合ってないのかよく分からないっていう。」
三柴さん、ただただ苦笑。

そんな出会いを語りつつ、みのすけさんが、それからこんなに長年のブランクが開いても、その頃と全然変わった気がしない、と言い、
「やっぱり人って出会うべくして出会うんだよね。」
と言うと「そうだよ。」と三柴さん即答。

二人が武道館で久しぶりに会った時、楽屋が別々だったのだそうです。
そのみのすけさんの楽屋にやってきた三柴さん、
「みのすけのバーカ!」
と言って走って逃げたのだそうで(笑)、それを追いかけながら、みのすけさんは「何も変わってないなぁ」と嬉しかったそうです。

「だってさ、そこで『あっ、どうも、ご無沙汰してまして』とかだったらイヤじゃん。もちろん、一瞬どうしようかとは考えたけどね。」

うーん、良い話ですね!!


他にもいろいろと話していたと思うのですが、既に記憶が(^^;

全体的には、三柴さんの曲では三柴さんが、みのすけさんの曲ではみのすけさんが歌い、曲風がコロコロと変わる妙なライブでした(笑)
みのすけさんはすごくキーが高い方で、よく通るキレイな声でした。さわやかな曲ばかりで、三柴さんのピアノがしっとりとよく馴染んでましたね。
それに対して三柴さんの曲は激しく力強く、三柴さんのボーカルも相変わらず朗々と響いて迫力満点でした。

ちなみにTHE金鶴のメンバー他二人はステージには出ず、佐々木さんはPAを、Claraさんは楽屋になっていたパテーションの裏でKey&シンセとコーラスをされていたようで、姿は見せませんでした。すごいかわいらしい声のコーラスだったなぁ。

しっかり2時間はやったはずなのに、何だかあっという間に終わってしまいました。
とにかく二人の掛け合いが面白くて、めちゃくちゃ笑いまくりましたね。朗読CD、是非作ってほしいですね!!