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【REPORT】2009.05.12 Tue 23:21

ポリーニのピアノリサイタルに行ってきた

楽しみにしていた、マウリツィオ・ポリーニのコンサートに行ってきました。

クラシックのコンサートは実に子供の頃以来。多分20年ぶりくらいです。
もちろん、三柴さんのピアノソロコンサートなんかには行ったことがありますが、クラシックだけをやっている人、という意味では、それだけ久しぶりということで。

何せクラシックって、チケット激高いですしね。
S席だとロックの来日でも二回行ける。
今回、安い席が取れなくてS席だったんですが、前から2列目で表情や息づかいがハッキリ分かったのは良かったですが、手元が全然見えない位置だったのは残念でした。


それはともあれ、一言、とにかく素晴らしかった!!


今回はショパンプログラムで、こんな感じでした。

《ショパン・プログラム Chopin Program》
前奏曲 嬰ハ短調 op.45
バラード第2番 ヘ長調 op.38
夜想曲 嬰ハ短調 op.27−1(追加曲)
夜想曲 変ニ長調 op.27−2(追加曲)
ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調 op.35

スケルツォ第1番 ロ短調 op.20
4つのマズルカ op.33
子守歌 op.57
ポロネーズ第6番 変イ長調 op.53 「英雄」


クラシックのコンサートが久しぶりと書きましたが、もしかすると、ピアノリサイタルは意外にも生涯初めてだったかもしれません。
少なくとも記憶にある限り、ショパンの演奏は誰のものも聴いたことがないはず。

実はショパンはうちの母が大好きで、ビートルズと交互に胎教で聴かされていたという(笑)
なので、私もショパンは特に好きなのです。

その最初がポリーニで本当に良かったと心から思います。
曲目もそうですが、前半は穏やかに、後半になって激しい曲の嵐で、一曲ごとに活気づいていくような感じが印象的でした。
後半になるほど、息継ぎと言ったらいいのか、「スゥーッ!」と息を大きく吸い込む音が大きく聞こえてきて、聴いているこちらまで息を呑みました。
時にはフレーズを声に出して歌うこともあり、ものすごい迫力。

前半はどちらかと言えば静かに穏やかに弾いていたので、「ポリーニって実際に聴くと意外に優しい、穏やかなピアノ弾く人やねんな〜」と思っていたら、後半になって本性を見た気がしました。
椅子から飛び上がりながら弾く姿は、まさにロッカーと違わず(笑)
なるほど、やっぱり私の好きなタイプのピアニストだ!と納得しました。

その気迫で、後半はものすごいスタンディングオベーションと「ブラボー!」の叫び声。
なーんや、ロックと全然違わへんやん、なんて思ってしまったわけで(^^;

特に英雄ポロネーズ〜アンコールが凄まじかったです。
英雄ポロネーズあたりでマジ泣きしました。いやほんま最近涙腺ゆるいわ;

っつか、何となく英雄ポロネーズを軍隊ポロネーズと勘違いしてて、どっからがアンコールだったか分からなくなり(苦笑)
でも革命やったのは確かです。


実はポリーニのショパンをまだ買ってなくて、彼のショパンは完全に初聴きでした。
私の中では、ショパンと言えば子供の頃にいつも聴いていたホロヴィッツ、それにルービンシュタインのイメージが強いのですが、他の人たちとはまた全く違う解釈のような気がしました。

プログラムの解説を読んでいると、ポリーニはかなりテクニック至上主義的な人であるように書かれていました。

インタビューの
「音楽をやるためにはテクニックがなくては何も始まりません。テクニックがなければ表現できないのですから。これは当然のことです、これは大前提です。」
と、断言しているのが印象的ですね。

なるほど、これが私が彼に惹かれた所以なのかな、と思ったりしました。
テクニック含め、自分の中での完璧をひたすら追求しようとするストイックなアーティスト。
ジャンル問わず、私はそういう人が大好きです。


ちなみに、普段ロッカーを見慣れているせいで、勝手にポリーニはだいぶおじいさんだと思い込んでいたのですが、うちの親父と同じくらいやん。ポールマッカートニーと同い歳(笑)
それならきっとまた来日してくれますよね。

今度はもうちょっと早くチケットを取って、手元がちゃんと見える席を取りたいです。
次はバルトークを聴きたいなぁ!
ちなみに夏のウィーンの音楽フェスティバルで、ポリーニがバッハの平均律を弾くことが決まっているのだそうな。きゃぁぁぁ、それ超聴きたいっっ!!(≧∀≦)


なんかミーハーになりましたが、とにかく高い金出してでも行って良かったです。
ちょっとピアノやる自信が失せましたが(苦笑)、まぁそんな巨匠に対抗意識燃やしたってしゃぁない。
死ぬまでに、一曲くらいはショパンの難曲どれかを弾けるようになりたいな、と思いました。手が小さいのが一番の問題点なのだけどね!(T-T)


あ、そうそう、書き忘れたことをひとつ。
手元が全然見えなかったと書きましたが、その代わり足元がよく見えて、ダンパーの踏み方にかなり驚きました。
まるでリズムでも取っているのかと思うくらい、ものすごくこまめに踏むのです。
昔、ダンパーに慣れない頃にこういう踏み方をして、楽譜の指示通りに踏みなさい!と言われたことがありますが、自分が気持ちいいと思う響き方を追求すればええねんな、と気付きました。
あと、よく分からなかったけどソステヌートとソフト?も軽く踏んでたような。左足が頻繁に動いてたので、使ってるように見えました。
ダンパー以外のペダルの使い方を教わったことがなく、私にはどう使ったらいいのかよく分かりません。

うー、ピアノってほんま奥が深いですなぁ!